VISA(査証)・在留資格の違いを徹底比較 | 正しい理解で手続きをスムーズに
在留資格とVISA(査証)。似ているようで異なるこの二つ、どう違うのか悩んでいませんか?海外から日本に来て活動するには欠かせないものですが、その違いや取得方法がよくわからない方も多いはず。この記事では、在留資格とVISA(査証)の違いを分かりやすく解説します。
在留資格とVISA(査証)の役割と重要性
在留資格とVISA(査証)は、外国人の日本滞在に不可欠です。役割は異なりますが、どちらも重要な意味を持ちます。
在留資格の役割
在留資格は、外国人の日本国内での活動や滞在目的を定める重要な要素です。いわば、日本滞在の「資格」を示すものといえるでしょう。
在留資格の主な役割
- 滞在目的の明確化:留学、就労、家族滞在など
- 活動範囲の設定:資格に応じた活動内容の規定
- 滞在期間の決定:最長5年間(資格により異なる)
- 就労の可否の規定
在留資格がなければ、日本に長期滞在することはできません。適切な資格を取得することで、合法的な滞在と目的に応じた活動が可能になります。
在留資格の種類は多岐にわたるため、自身の状況に最適な資格を選ぶことが大切です。選択に迷った場合は、当オフィスまでお気軽にご相談ください。
入国審査におけるVISA(査証)の役割
VISA(査証)は、外国人の日本入国時の「許可証」のような役割を果たします。日本大使館や領事館が発行するこの書類は、入国の際にとても重要です。
VISA(査証)の主な役割
- 入国審査の円滑化
- 身元・滞在目的の保証
- 不法入国の防止
VISA(査証)は原則として日本入国前に取得する必要があります。ただし、日本と査証免除協定を結んでいる国の国民は、一定期間内の短期滞在であれば免除される場合があります。
日本での滞在期間が中長期となる場合、VISA(査証)の取得は通常、在留資格の認定後に行います。つまり、在留資格認定証明書を取得してから、VISA(査証)を申請するという流れです。この手続きは複雑で時間がかかることもあるため、余裕を持って準備することをおすすめします。
在留資格とVISA(査証)の基本的な違い
在留資格とVISA(査証)は、その目的や取得過程が違います。
定義と発行元の違い
在留資格とVISA(査証)の定義や発行元は以下の通りです。
在留資格 | VISA(査証) | |
---|---|---|
定義 | 外国人が日本に滞在し、 特定の活動を行うための資格 | 外国人の日本入国を事前に 許可する証明書 |
発行元 | 日本の出入国在留管理庁 | 日本の在外公館 (大使館・領事館) |
特徴 | 日本国内での活動や滞在を 合法化する | 入国の際の審査を円滑にする |
在留資格は日本での活動を許可し、VISA(査証)は入国を許可するという役割の違いがあります。在留資格は通常、日本の受入機関や行政書士が代理で申請しますが、VISA(査証)は申請者本人が海外の日本大使館や領事館で直接申請するのが一般的です。
取得のタイミングと有効期間の違い
在留資格とVISA(査証)は、取得のタイミングや有効期間にも違いがあります。
在留資格 | VISA(査証) | |
---|---|---|
取得タイミング | 日本入国前 (在留資格認定証明書) | 必ず日本入国前 |
有効期間 | 最長5年(資格により異なる) | 最長3ヶ月 (査証の種類により異なる) |
特徴 | 日本滞在中、継続して必要となる | 入国時点で役目を終える (例外:数次査証) |
VISA(査証)で入国した後は、付与された在留資格に基づいて日本に滞在することになります。在留資格の期間が切れる前に更新手続きを行うことで、長期滞在も可能になります。
申請プロセスと注意点
在留資格とVISA(査証)の取得は、連続した二段階のプロセスとして進められます。
一般的な申請の流れ
- 在留資格認定証明書の申請(日本の受入機関や行政書士が代理で行います)
- 在留資格認定証明書の取得
- VISA(査証)の申請(在外公館で行う)
- VISA(査証)の取得
- 日本入国、在留資格の付与
申請時の注意点
- 必要書類を事前に確認し、不備のないよう準備する
- VISA(査証)申請時に在留資格認定証明書が必要となるため、証明書の有効期限(3ヶ月)内に申請を行う
- 虚偽の情報提供は法的制裁の対象となる可能性があるため、正確な情報を提供する
海外から在留資格を取得するための申請を行うには、日本にいる代理人や行政書士に依頼する必要があります。申請には必要書類の作成だけでなく、申請を通りやすくするためのコツも重要となるため、専門家へのご相談をおすすめいたします。
在留資格とVISA(査証)の正しい理解と取得の重要性
在留資格とVISA(査証)の違いを正確に理解することは、日本での滞在を成功させる鍵となります。以下の点に特に注意しましょう。
- 役割の違い:在留資格は滞在・活動の許可、VISA(査証)は入国の許可
- 申請順序:まず在留資格認定証明書、次にVISA(査証)を取得
- 期限厳守:在留資格認定証明書の有効期限(3ヶ月)内にVISA申請を
- 正確な情報提供:虚偽の申請は深刻な結果を招く可能性あり
- 計画的な準備:手続きには時間がかかるため、余裕を持って対応する
不明点がある場合は行政書士など専門家に相談しましょう。Coco行政書士でもサポートを行っております。ぜひご相談ください。
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料金について
当事務所では明瞭で分かりやすい料金体系を採用しております。
※2024年中にご依頼いただいた場合の特別割引価格です。
不許可の場合⇒2回まで無料で再申請
3回目も不許可⇒着手金を全額返金
ご依頼内容 | 現在の料金 |
---|---|
在留資格認定証明書/変更(一律) | 55,000円 |
在留資格更新(一律) | 44,000円 |
永住許可申請 | 88,000円 |
帰化許可申請 | 126,500円 |
特定技能VISA(新規・変更) | 88,000円 |
特定技能VISA(更新) | 49,500円 |
在留資格取得 | 19,800円 |
資格外活動/就労資格証明書 | 11,000円 |
再入国許可申請 | 16,500円 |
※永住や家族滞在など、在留資格によっては二人目以降は半額。
※転職や離婚&再婚後など大幅に変更のある更新については、変更と同じ料金となります。
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