国際結婚

配偶者ビザ申請:入国管理局の審査基準を徹底解説

mahora

配偶者ビザ申請にあたり、入国管理局の厳しい審査基準に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。この記事では、配偶者ビザ取得の重要ポイントを詳しく解説します。

審査を乗り越えるコツをつかんで、自信を持って申請に臨みましょう。

配偶者ビザ申請:入管審査の全体像

配偶者ビザの申請は、入管が設定した審査基準に沿って綿密な審査が行われます。

配偶者ビザの種類と特徴

配偶者ビザには主に「日本人の配偶者等」と「永住者の配偶者等」の2種類があります。それぞれのビザの詳細については、下記をご確認ください。

「日本人の配偶者等」に関する詳細はこちら
「日本人の配偶者等」在留資格完全ガイド:スムーズな申請手続きと取得
「日本人の配偶者等」在留資格完全ガイド:スムーズな申請手続きと取得
「永住者の配偶者等」に関する詳細はこちら
「永住者の配偶者等」在留資格徹底解説:国際結婚後の申請手続きと特徴
「永住者の配偶者等」在留資格徹底解説:国際結婚後の申請手続きと特徴

配偶者ビザの入管審査基準:重視される4つのポイントを解説

入管は図中の4点を特に重視して審査を行います。

審査の流れと期間:申請から結果通知まで

配偶者ビザの審査は、通常次のような流れで進みます。

審査期間は案件によって大きく変わってきます。複雑なケースや地域などによっては、さらに時間がかかることもあります。

婚姻関係の証明:入管を納得させる方法

入管が最も重視するのが、婚姻関係の真実性(実態)です。

婚姻の真実性(実態):入管が見ているポイント

入管は以下のような点から、偽装結婚なのかどうかを判断します。

  • 出会いから結婚までの経緯
  • 夫婦間のコミュニケーション頻度と方法
  • 同居の有無と生活実態
  • 相手の家族や友人との交流
  • 将来の計画の一致

これらのポイントについて、具体的かつ一貫性のある説明ができるようにしておきましょう。

効果的な証拠の種類と提示方法

婚姻の真実性(実態)は、以下のような書類で証明することができます。

写真二人で撮った日常の写真、結婚式の写真
通信記録LINEやWhatsAppなどのやり取り履歴
旅行の記録一緒に行った旅行の写真やチケット
公的書類婚姻届、戸籍謄本など

証拠は、時系列に沿って整理し、説明文を添えて提出するとより効果的です。できるだけ具体的な証拠を用意しましょう。

国際結婚特有の注意点

国際結婚では、文化の違いが疑いを増やすケースもあります。以下の点に注意して書類の準備をしましょう。

言語の壁どのようにコミュニケーションを取っているか説明
年齢差大きな年齢差がある場合、出会いや結婚の経緯を丁寧に説明
宗教の違い互いの宗教をどう尊重しているか示す
家族との関係両家族の理解や支援状況を説明

デジタル時代の婚姻関係証明:SNSの活用と注意点

SNSは婚姻関係を証明する便利なツールですが、書類を提出する際には注意が必要です。

  • 活用法
    • カップル写真や日常の投稿をプリントアウト
    • 互いのアカウントでの交流履歴を示す

  ※注意点:あまりにプライベートな内容の箇所は避ける

SNSは有効な証拠となりますが、それだけでなく実際の交流を示す他の証拠も併せて提出することが大切です。

偽装結婚ではない本当の婚姻関係の証明は、配偶者ビザを取得するための最重要ポイントといえます。しかし、プライバシーに関わる微妙な問題も多いため、提出する証拠の選び方や説明の仕方に悩むことも。

そんなときは、ぜひCoco行政書士オフィスにお任せください。デリケートな部分にしっかりと配慮しつつ、説得力のある申請を行います。

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経済要件クリアの方法:安定した生活の証明

経済的な安定は、配偶者ビザ取得の重要な条件です。

求められる経済力:具体的な金額の目安

配偶者VISAを取得するためには、世帯として安定した経済力が必要です。経済力の目安として、世帯年間収入がだいたい60~380万円以上あれば安心です。

また、扶養人数が増えると1人あたり60〜80万ほど目安とされる年収が増えるといわれています。ただし、収入が少なくても、会社からの家賃補助など他の要素で補える場合もあります。

収入と資産の証明:効果的な提示方法

収入と資産を証明するため、以下の書類を用意しましょう。(必須ではないものも含まれます)

  • 課税証明書:過去1年分
  • 確定申告書:自営業やフリーランスの場合、過去1年分
  • 預金通帳のコピー:残高や直近の推移が分かるページ
  • 登記事項証明書(不動産等あれば)

書類は最新のものを用意しましょう。

身元保証人の役割と選び方:審査への影響

身元保証人は、申請者の安定した生活を保証するという役割があります。

  • 保証人の条件
    • 日本在住の成人
    • 安定した収入がある
    • 申請者との関係が明確(配偶者の親族が望ましい)
  • 保証人が準備する書類
    • 身元保証書
    • 身分証明書

身元保証人は、日本人だけでなく永住者がなることも可能です。

日本語能力:求められるレベル

日本語能力は、配偶者ビザ取得において必須要件ではありませんが、日本語が得意だと審査で有利になります。

日本語能力は重視されるのか?

国際結婚における配偶者VISAでは、日本語能力はそれほど重視されません。日本語というよりも、夫婦間でのコミュニケーションの取り方の方が重要となるからです。

ただし、日本語能力が高いことで、日本での生活が円滑になるだけでなく、社会的なつながりや経済的な安定性が増します。そのため、日本語を学ぶ姿勢は、在留VISAの審査においてプラスの評価となる可能性があります。

日本語能力試験(JLPT):合格レベルの目安

日本語能力を客観的に示す目安として、日本語能力試験(JLPT)は有効ですが、日本人や永住者の配偶者VISA審査で必須ではありません。

試験結果がなくても、日本語学校の修了証日本での就労経験など、実際の日本語運用能力を証明することもできます。出入国在留管理局はあくまで、申請者が日本で生活に適応できるかを総合的に判断するからです。

日本語能力を示す他の方法:学校証明書や職歴の活用

では、JLPT以外では具体的にどのような書類を用意すれば良いのでしょうか。

  • 日本語学校の修了証明書
  • 日本の学校(専門学校、大学等)の卒業証書
  • 日本企業での就労証明書
  • 日本語能力に関する推薦状(日本語教師や雇用主から)

繰り返しとなりますが、日本語能力は必須ではありません。ただ、もし日本語が得意なのであれば、それを証明することで有利になる可能性があります。

用意できる書類などは申請する方の状況によっても変わってくるため、心配な点などあればぜひご相談ください。

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申請者の背景調査:クリーンな履歴の重要性

配偶者VISAの審査にあたり、出入国在留管理局は、申請者の背景を詳しく調査します。これは婚姻の真偽を確認するだけでなく、申請者が日本社会に適応し、問題なく生活できるかを判断するためです。

入管が行う背景調査の範囲と方法

出入国在留管理局は以下のような情報を、公的機関や関係先への照会、提出書類の精査などを通じて確認します。

婚姻関係・婚姻の経緯や交際期間
・夫婦の年齢差
・共通言語や意思疎通の方法
犯罪歴・日本国内での前科前歴
・母国での犯罪歴
在留歴・過去の日本滞在歴
・ビザ違反や不法滞在の有無
公的記録・住民登録情報
・社会保険加入状況

過去の違反歴がある場合の対処法

過去に何らかの違反歴がある場合、何も対策をしないと不許可になる確率が上がってしまいます。

誠実な開示・隠さずに申告する
・経緯と反省点を明確に説明
改善の証明・違反後の真摯な生活態度を示す
・地域活動への参加など、社会貢献の証拠
再発防止策・具体的な対策を提示
専門家の助言・行政書士や弁護士に相談、アドバイスをもらう

過去の小さな違反でも隠さずに申告し、どう改善したかを示すことが大切です。

虚偽申告の危険性:絶対に避けるべき致命的ミス

配偶者VISAに関わらず在留VISA申請において、嘘の申告や、伝えるべきことを隠すことは絶対にしてはいけない行為です。

虚偽申告が発覚した場合どうなるのか

虚偽申告が発覚すると、以下のような厳しい状況になる可能性が高いです。

  • ビザ申請の即時却下
  • 強制退去処分
  • 将来の入国拒否
  • 刑事罰の対象となる可能性

一度虚偽申告してしまうとそれが記録され、今後日本に長く居続けること自体が難しくなります。とりあえず目先の在留VISが欲しいからといって、簡単な気持ちで虚偽申告をしてしまわないようにしましょう。

うっかりミスと虚偽申告の境界線:注意すべきポイント

伝え忘れたうっかりミスが、悪意のある虚偽申告と誤解されることがあります。

虚偽申告だと間違えられないよう、以下のポイントに注意しましょう。

日付の正確な記入・入国日や結婚日など、重要な日付は必ず書類で確認
・曖昧な記憶での記入は避ける
収入や資産の正確な申告・過大申告も過小申告も避ける
・証明できる範囲内で記入
職歴や学歴の正確な記載・空白期間がある場合は理由を説明
・誇張や省略は避ける
家族関係の明確な説明・複雑な家族関係は詳細に記載
・事実婚や離婚歴も隠さず申告
過去の出入国歴の正確な記入・パスポートを確認し、漏れなく記載
・短期滞在も含めて全て申告

記憶だけに頼ってしまうとうっかりミスが起こりがち。証明書類に基づいて書類を作成するように徹底し、不正確な情報は全て訂正・補足することが虚偽申告と間違われるリスクを避けるために必須です。

申告内容に不安がある場合の対処法

申告内容に不安がある場合、自己判断で対処するのは不許可の原因となりがちです。以下のような基本的な対応を心がけつつ、専門家のアドバイスを求めることも重要です。

  • 事実確認の徹底
  • 関連書類の再確認
  • 記憶が曖昧な点のメモ

Coco行政書士オフィスでは、より確実なVISA申請のサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。

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まとめ:配偶者ビザ取得への確実な道のり

配偶者ビザ取得には、真実の婚姻関係証明、経済的安定性、日本語能力、そして誠実な情報開示が不可欠です。各要素のバランスを考慮し、戦略的に申請することが成功への鍵となります。

不安や疑問がある場合は、いつでもCoco行政書士オフィスまでご連絡ください。全力でサポートいたします。

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料金について

当事務所では明瞭で分かりやすい料金体系を採用しております。
※2024年中にご依頼いただいた場合の特別割引価格です。

不許可の場合⇒2回まで無料で再申請
3回目も不許可⇒着手金を全額返金

ご依頼内容現在の料金
在留資格認定証明書/変更(一律)55,000円
在留資格更新(一律)44,000円
永住許可申請88,000円
帰化許可申請126,500円
特定技能VISA(新規・変更)88,000円
特定技能VISA(更新)49,500円
在留資格取得19,800円
資格外活動/就労資格証明書11,000円
再入国許可申請16,500円
(税込み価格)
※永住や家族滞在など、在留資格によっては二人目以降は半額
転職離婚&再婚後など大幅に変更のある更新については、変更と同じ料金となります。

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